比較とは難しいもの
2つのものがあります。
どちらかをあなたは購入しようとしています。
さあ、どちらが良いでしょうか。
単一の観点で比較すると、思わぬ罠があったりします。
お題: 業務を効率化
あなたは、業務を効率化するツールを導入しようとしています。
ここに2つのツールがあります。
■効率化する量
1. 10倍効率化するもの 2. 2倍効率化するもの
さあ、あなたはどちらを選びますか?
1.でしょうか。では、情報をもう少し追加しましょう。
異なる観点
1. 10倍効率化するが、費用が1億円かかるもの 2. 2倍効率化するが、費用が1万円かかるもの
これではどうでしょうか。
初期費用がいくらかかってもいいから、効率化したい時もあるかもしれませんね。
ではさらに追加してみましょう。
1. 10倍効率化し、費用が1億円かかるもの。月に一度だけ10分行う業務が対象 2. 2倍効率化し、費用が1万円かかるもの。毎日1時間行う業務が対象
ここまで来ると、2番を選びたくなりますね。
このように、情報を多角的に見ないと、選択を誤ることがあります。
それに、上記の内容においても、ツールの耐久性とか倫理観とかで2を選ばないほうが良いパターンもあるかもしれません。
情報を1つ見て決定をしないようにしよう
何かを選ぶ時に、1つの比較において、決定をすると、思わぬ罠があったりします。
今回のような罠を思い出すことで、慌てて決めてないかな?と一度自分を振り返ってみましょう。
そして、これを無限に繰り返すと全く決定ができなくなるので、必要な時に切り上げて決定をしましょう。