注意
長いです!!! (楽しかったんだもん)
なので、読むのは一旦まとめのとこまででもいいと思います。
各セッションについて気になった方は、そちらの方を読みすすめるといいと思います!
PIXIVTECHFESって?
こちらをとりあえず一瞬見てください。
CSSで出来てますこれ/(^o^)\
ってことで、PIXIVによる完全招待制で、技術知見とピクシブの未来について聞けるイベントでした。
縁あって招待していただけましたので、その私のお仕事は更に広く伝えることっ!
ってことでレポです!
イベントどうだった?
『『『めっちゃくちゃ感動した!!!』』』
3つの視点で感動がありまして。
1. エンターテインメント 2. 技術知見 3. 未来へのビジョンと理念
1. エンターテインメント
いつもの!!!
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
これが!ピクシブテックフェスだー!!!#PIXIVTECHFES pic.twitter.com/50hqM3EdAc
案内音声が声優の悠木碧さんで、始まる前にアニソンDJ、リアルタイムコーディングVJがあるとかいう!
なにこれわっけわからない!!!
わかりやすいところでの感動はこれ!
こういう発想私には無いので、まずシンプルに感動しましたー
2. 技術知見
明日以降またブログでまとめますが、
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
今回一番衝撃だったのが広告の内製でした。
『想像もしなかった』って感じで、自分がもし扱ったらと思うと、怖さ以上にワクワクが凄かった。
VRoid関連の話も聞けたし、tadsanの話もバッチリ聞けて、想像以上のものもらった一日だった……!#PIXIVTECHFES
さらに感動したのを2つに分けると、
1. 大規模の中、誰もが詰まるソフトウェア開発の問題に立ち向かい解消したこと 2. PIXIVで持っている資産で面白いことをやっていること
長く続くサービスにおいて、時代と環境が変わっても生き続けるpixivというサイト。
今も使用しているユーザーがいる中、古い技術をどう新しい環境に合わせて変わるか。
お絵描き補助やモデリング、販売などの様々なプラットフォームを持つ。 そこから生み出す価値と、特殊な技術ゆえの問題にどう立ち向かったか。
そこには『共感』と『感動』がありました。
3. 未来へのビジョンと理念
『PIXIV TOWN』の名の下、それぞれが完全独立ではなく、
シナジーを生みながら『創作活動がもっと楽しくなる場所を創る』というミッションを追っています。
私、ういろうは『夢が溢れる世界』を目指しています。そんな中、
先に押し進めていること。 多方面に広げていること。 価値を生み出し、それを維持し、そして連鎖させてより大きい影響を生み出していること。
これを見せられたら、やっぱり『悔しい』し『尊敬』しますよね・・・!
あんなにイメージしやすい状態で未来を見せられると、負けてられないし、
こうやって刺激を受けてしまった時点で、やっぱり負けてるし悔しいし・・・!
ライバルでもあり、仲間にもなれるような会社だなーって思いました、くっそー!これが一番大きかったです!
一旦まとめ。
最後に書いた未来の話って、
社員・・・というより参画している皆さんの熱い思いがあって、
技術以外にも価値を生み出すために壁にたくさんぶつかって、乗り越えて
そして今前に進んでいる、新しい価値、未来がある
そんなものを感じさせられたイベントでした。
出来れば毎年来たいですが、それが敵わないとしたら、せめて数年後には絶対にもう一回来たい。
また、私の抱えてるものが変わったり成長した時に、見せられる一方な自分じゃいように、なりたいなって思いました!
おまけ
.oO(この中でスーツ着ていかなくて本当に良かった……w)#PIXIVTECHFES pic.twitter.com/37dXB9CuPo
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
私、直前までスーツで仕事してたんですよ。
家出る直前、着替え持ってきたほうがいいかな?って持っていったんですよ。
本当に良かった・・・!
各セッション
一旦ここで記事を切って、あとは各セッションについて触れていきます。
技術話に興味ある方は、雑なまとめですがどうぞ!
それでは、各セッションについて、ツイートを貼り付けながら振り返りましょう。
キーノート
CTOの方が、全体のストーリーを話し、
合間合間でぶつかった壁の話が出てきたときに、
担当していた人に話を交代する形式でした。
一本のストーリーを描いているので、非常に聞きやすかったです!
デザイン・UX
創作物の発揮する価値を最大化する。
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
絵とか視覚情報が大きいものにおいてUXを考えるのは確かに大きい気がする……!#PIXIVTECHFES
そうか、各サービス単体でUX設計してたらいけないのか・・・ってなりました。
そして何より・・・
Pixiv タウンを形成する
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
サービスを跨いだUX等の設計が必要#PIXIVTECHFES
これね。
私もABテスト回したりして、サイトの数値に一喜一憂してたけど、
この規模と、絵という視覚情報重いものならまた凄いだろうなって。
きっといっぱい悩んで、いっぱい苦労したんだろうな・・・って思ったら、
PIXIVを一度完全に作り直そうとしたことがあった
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
ホワイトキューブ
マイナス反響から中止。2016年。#PIXIVTECHFES
■失敗
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
歴史長く、ユーザーも多く、急な大きな変更は難しい。
デザインと機能を同時にリニューアルしない
めっちゃいい話だ……!#PIXIVTECHFES
Oh...納得の悩み。
でも、今もpixivあるので乗り越えたわけで!
ちなみに、このセッションは私の共感ポイント多すぎて書ききれませんでしたが、
ばっくりいうと、『私が悩んだ・諦めたものを、バッチリ乗り越えた例』を聞けて本当に良かったです・・・!
そしてpixiv特有の仕様が減っていき、
レガシーから脱して
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
『チームの拡大が出来るようになった』
たしかに、たしかにこれは利点だ!!!#PIXIVTECHFES
いい話だ・・・!
アプリ
アプリはアプリの体験を
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
WebのクローンならWebでやる
多方面の機能がどんどん出るので追従。
Apple Pencilの新機能とかも、API発表後一週間で実装。お手元にあるときには既に機能が使える!#PIXIVTECHFES
この信念の下、いろんな機能をバッチリ追従していって実装できるの本当にすごい。
たまに新しいデバイス買う身としては、こういった信念持って素早く実装してる人たちがいるからこそ
楽しく扱えてるんだなと思いました・・・!
データの分析
■以前
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
SNS+勘に頼る意思決定
■2013年から
グロースチーム
でも、見るデータがない
うわああああわかるううううううう
KPIの値だけあっても意味ないんだよおおおおおお#PIXIVTECHFES
チーム発足。驚きの現状。
ここから、大きく変わるんですよ、信じられますか。
私、分析についてなんか期待されてるっぽくて、
明日使える知識たちばかりだった・・・
■各サービスにデータ可視化基盤
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
各サービスのデータをBigQueryに渡せるように
BigQueryのデータを共通言語として話せるようになった#PIXIVTECHFES
■データ駆動組織化
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
誰もがデータを活用出来る
データを基に意思決定が出来る状態
データの分析担当は各サービスに配置(兼任)
データ駆動推進室は、それの全力サポート(データ扱いの部分)#PIXIVTECHFES
Lookerを使ってSQLなしにデータを見れるようにする#PIXIVTECHFES
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
オーナーシップから、各サービスのエンジニアに分析官が。
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
ドメイン知識深いので、各サービスにいるのいいね。
分析の補助を別チームとして維持できてるの本当にすごい#PIXIVTECHFES
・ドメイン知識深い各サービス毎のエンジニアが分析する
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
・秘伝のSQLが出来ちゃうのでLookerというBIツール
・LookerでモデルをGit管理#PIXIVTECHFES
データ分析における『組織の文化づくり』ってまーじで想像つかなかったのよ。
こういう話聞けるのほんっっっっとうに良かった!!!
無事に、みんなが『共通の数値を見て』『数値を下に意思決定できる』状態を作り上げました。
本当に尊敬しか出てこない・・・!
SREとかのお話
『Quality is free』
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
クオリティにかけたコストは、必ず返ってくる
だから実質無料#PIXIVTECHFES
めっちゃいい話。
Pixiv CSIRT
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
(Computer Security Incident Response Team)#PIXIVTECHFES
無限に続く脆弱性診断・・・くっそ・・・わかる・・・#PIXIVTECHFES
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
Content Security Policy
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
SameSiteCookie
secure by defaultと、堅牢ではなく被害を受けない。なるほど#PIXIVTECHFES
追い求めるラインと、方向性。
当たり前にするって、認められないのも辛いけど、
その先には『故にどのようにどこまでやるか』って考えるの難しいと思うの。
そこで、上に上げた方向性や取り組みは、なるほど・・・ってなりました。
ちょっと違うけど、テストコード書くときとかにも、考える方向性意識したいなーって思った。
LT会
いとっぽいどさんによる 煽り優れた司会進行の下、LT会がありました!
我らがtadsanと、VRoidのお話楽しみに来てたら、どれもまた良くて・・・!
ピクシブの広告配信システムの概要と今後の展開
あれ?内製ってことはそれぞれ広告用の開発をしている?#PIXIVTECHFES
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
月280億
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
強いときには20000req/sの広告システム!?#PIXIVTECHFES
クリック率予測、クリック率上げる
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
たしかにテンション上がる!
てか内製でこの規模とか面白そうだ・・・!#PIXIVTECHFES
規模が、やってることが、違いすぎる!!!!!
クライアントと契約して、ちょっと固定の広告貼るとかならイメージついてたけど、
ユーザー行動に合わせて常に出すものを内製して、そして収益の中心にもなるって、
あかん、想像つかない、びっくりした!!!
開幕凄まじい衝撃を受けた話でした。
大変だしプレッシャーもあるだろうけど、それ以上に絶対面白いでしょこれ・・・!
Crowdinを使ったローカライゼーション対応
さらっと言ってるけど、凄いことっていうの、ナンバーワンだと思ったこれ。
■今まで
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
Spreadsheetに日本語入れて、
翻訳結果をSpreadsheetからプロダクトに入れる
Stringからファイルにする必要があるよね#PIXIVTECHFES
■Crowdin
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
リソースファイルインプット、
リソースファイルアウトプット
・アダプタなくなって便利になったよ!
バージョン管理もあるし、並列作業に耐えれて、GitHub経由で同期されるよ!#PIXIVTECHFES
1. 日本語のプルリク
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
2. Crowdinにもブランチが出来て、翻訳依頼が出る
3. 結果がブランチ出来る
ソースコードアウトプットだから出来るやつだ、え、さらっと言ったけどこれめっちゃ便利だしすごいやつじゃね!!???#PIXIVTECHFES
削減していったフローとファクターの量凄いよ!?
契約、時間、対象となる物、いろんなプロセス省略して、意識しないようにしたって大きいと思うのですよ!?
本当に喜ばれるOSSへのコントリビューションとは?
受け取り手がメンテとか無駄に必要になると、結局欲しい人月なのに、人月を奪っててマイナスー#PIXIVTECHFES
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
具体例はいろいろあったけど、
『『『ほしいのは人月』』』
これを忘れなければ、大体の発想に応用できるいい話でした・・・!
短くまとめられる素敵な話。
「ふつうのPHP」がpixivになるまで前史
いつものtadsan。
そう、早い、内容めっちゃ多い。
まとめるしか!!!
1. pixiv長い歴史があって、過去に作ったものは当時は当たり前だったもの 2. 一つずつ少しずつ、それでいて『早く』新しいものに入れ替えていった
そこで出た話
1. URLが.phpとパラ 2. ファイルとスクリプトが一対一 3. FWに依存してない(2015年まで続く) 4. 文字コード 5. バージョン管理 6. PDO 7. Smarty(XSS関連)
ちなみに、その後の飲み会で、SSHとログインシステムについてもお話聞きました(‘ω‘ )
この大量のものを乗り越えていったんだよ凄いよ・・・!
VRoidキャラメイクシステム完全解説
■3Dモデル
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
・ボーン
・メッシュ
・テクスチャ#PIXIVTECHFES
VRoidStudioでパラメータ一つイジるだけって、単純に思えるけど、
その『定義されたパラメータ』は、『複数のパラメータが関わって生まれたパラメータ』
た、たしかにー!!!!
そうか、パーツ切り替えは、色んな要素を一括で変えると捉えられるのか#PIXIVTECHFES
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
パラメータ、たしかに単純に捉えてたけど、内部構造考えるといろんなデータが一気に変わってるな#PIXIVTECHFES
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
そして、ヒストリーシステムとかもあるのを考えると、よく作られてるよなって・・・
・リビジョン番号に合わせて変更
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
・更新されたら、差分をマークして必要なノードを動かす#PIXIVTECHFES
今日からVRoid StudioとVRoid Mobileの見る目が変わりそうです。
今もVRoidStudio死んでるのでVRoidCoreで開発したい人ー\(^o^)/w#PIXIVTECHFES
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
VRoid Coreはモバイルには入ってるんですが・・・って話。
これからVRoid Studioがどうアプデされるかめっちゃ楽しみになりました・・・w
だからバージョン1.0がまだ出ないのか・・・w
VRoid関連の方と一度会って話してみたかったけど、話せなくて残念。
もしも見てたら・・・VRoid Coreなったらv1.0になるのかなって聞いてみたかった・・・w
「動き」のあるWebサイトを支えるCSSアニメーション技術
CSSヤクザの方は、アニメーションの思考の素材を集めるのもお仕事・・・?#PIXIVTECHFES
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
サイトのCSSを書いた方のLTでした。
一つ一つはシンプルなものを組み合わせて作ってるって思っても、
積み上げて、それに慣れて、日常でちゃんと発想を得て作ってみようって思えるレベルって、
なかなかたどり着けないと思っちゃいますよ!?
本当に凄い、愛と楽しみを持ってCSS書いてる人なんだなと思いました・・・!
CSSが進化していくと、CSSヤクザも成長する・・・?#PIXIVTECHFES
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
これからもyui540さんの活躍に乞うご期待ですね!!
最後に
すっごく楽しかったあああああああああああああ
めっちゃ勉強になることたっくさんあったああああああああああああ
BeCreative
— ういろう@バーチャルコンor勉強会企画中 (@nyamucoro) 2020年2月17日
己が作るだけじゃなくて、
このカンファレンスを通じて、聞き手の心も揺れ動かして、熱意を作っていたんじゃないかなーって思った!#PIXIVTECHFES
本当に素敵なイベントでした!
私も負けてられないです!!!
PIXIVの皆様、お疲れさまでした!ありがとうございます!!!