因果関係
『A.何かが起こった』
『B.それは○○のせいだ』
BによってAが起こった時、BがAに対して因果関係を持っている。
BのせいでAが起こった。
これ自体は事実として、これに対して考え方を間違ってしまうことはたくさんある。
■事実
アイスクリームがたくさん売れた。気温が高い
■分析
結果:アイスクリームがたくさん売れた。原因: それは気温が高いせいだ。
これを元に考えてみよう。
原因を間違えてしまうパターン
気温が高い。それはアイスクリームがたくさん売れたせいだ。
■事実 アイスクリームがたくさん売れた。気温が高い ■分析 結果: 気温が高い。原因: アイスクリームがたくさん売れたせいだ。
ありえないって思うよね!!!!!!!!!
気温を高くするために、アイスクリームをたくさん売る。それはおかしい。
でも間違ってる?
でも、なんでありえないと思いましたか?それは、みなさんがすでに、一定の知識を持っているからです。
もしかすると、神様やなにかのせいで、アイスがたくさん売れたから、気温を高くした可能性だってあるのに。
もしかすると、アイスがたくさん売れると、人間の吐く息が変わって、桶屋が儲かって、気温が上がるかもしれないのに。
分析って、簡単に出るのではなく、情報があって、それから推測するものです。
例: 働き方改革
■事実 働き方改革した。会社が成長した。 ■分析 結果: 働き方改革が出来た。原因: 会社が成長しているからだ。 ■事実 働き方改革した。会社が成長した。 ■分析 結果: 会社が成長した。原因: 働き方改革をしているからだ。
情報が足りてない、正しく分析出来てないと、
この働き方改革についても、どちらが答えと思うかは、人によって違うと思います。
今この記事を見ている人が持っている情報によっては、どちらも正しく見える真反対の意見が2つ出ることもあるでしょう。
とはいえ、時間軸を加えると変わる。
さて、どっちが正しいかわかんね!って話をしましたが、
気温が高くなった。その後にアイスが売れた。
事実について、時間軸を加えると、話が変わります。
■事実 気温が高くなった。その後にアイスが売れた。 ■分析?? 結果: 気温が高い。原因: アイスクリームがたくさん売れたせいだ。
あ、これは成り立たなさそうですね。
一応、私達がタイムスリップ出来ない前提ではありますが。
時間軸を考えよう。とはいえ、それに着目しすぎないようにしよう
ということで、2つの事実を考える時に、時間軸は重要です。
情報について話す時に、時間軸を意識して話すことは、無駄じゃなさそうなのが、一つ学び。
とはいえ、『前後即因果の誤謬』という言葉もあり、即因果関係に結びつけるのは良くないです。
■事実 気温が高くなった。その後にアイスが売れた。加えて実は、テレビでアイスの特集があった。 ■分析 結果: アイスクリームがたくさん売れた。原因: テレビでアイスの特集があったせいだ。
こうだった可能性だってあります。
過去になにかあったからといって、それが即因果関係とは限りません。
今持っている情報が情報の全てとは限らない以上、時間軸は重要ではありますが、即結論付けられるものではないことを忘れないようにしましょうφ(・・